陪審員が「数独」に熱中、裁判中止 オーストラリア
シドニー(AP) オーストラリア・シドニー地方裁判所のピーター・ザフラ裁判長は10日、麻薬犯罪に関する裁判中に、最大で5人の陪審員が数字パズル「数独」に熱中していたことが判明したとして、この裁判の中止を命じた。
「数独」は、3×3のブロックに区切られた正方形の枠内に1〜9までの数字を入れていく、ナンバープレースのパズル。世界的に人気を集めている。
陪審長は、4〜5人の陪審員が裁判の時間のうち半分近くをパズルに費やしていたと認めている。
裁判長は、証拠調べの最中に陪審員がメモをとる際、横書きではなく縦書きにペンを走らせていることに気付き、パズルへの熱中が判明した。
裁判では2人の男性容疑者が麻薬に関する容疑で起訴されていた。すでに裁判が始まってから66日がたっており、使われた税金は95万ドル(約1億円)に達しているという。裁判は数週間以内に再開される見込み。
陪審員が裁判中に「数独」 オーストラリア
【6月12日 AFP】オーストラリアで3か月にわたって続いていた麻薬犯罪の裁判で、陪審員らが以前から退屈しのぎにパズルの「数独(Sudoku)」をしていたことを認めたため、同裁判の裁判長は10日、裁判の中止を決めた。
シドニー(Sydney)地方裁判所のピーター・ザフラ(Peter Zahra)裁判長は10日、女性の陪審員長を含む5人が、審問開始の2週目以降、裁判中に人気の数字パズルゲームをしていたことを認めたため、裁判の中止を決定した。
同裁判では、これまでに訴訟費用で100万豪ドル(約1億円)以上が費やされ、目撃者105人あまりが証言をしていたが、陪審員長は、「熱中していられるから」その間ずっとパズルをしていたという。
陪審員長は、「証言の中には退屈なものもあり、常に集中しているのは難しかった。(パズルは)訴訟の邪魔にはならなかった」と話した。
覚せい剤を販売用に大量に製造したとして終身刑に問われている被告人の1人が、裁判中に陪審員長がパズルを完成させているところを目撃した。
弁護士らは、陪審員たちがペンを動かしているのは、何かのメモをとっているのだろうと信じて疑わなかったという。
被告人の1人の弁護を担当するRobyn Hakelis弁護士は、オーストラリア放送協会(ABC)の取材に対し、「非常に熱心な陪審員たちだと思っていた」と話した。
「裁判長も、素晴らしい陪審員だと何度もほめていた。大量にメモをとっている様子などを評価していた。実際に何をしていたのか知った今となっては、非常に腹立たしい」(Hakelis弁護士)
数独で遊んでいた陪審員らは処罰されないが、数週間以内に新たな陪審員と総入れ替えが行われる。(c)AFP
| TB*URL |



