ヒンズー教団体、「牛の尿ドリンク」の市販を計画
[ニューデリー 12日 ロイター] 洋風食品の輸入に反対するインドの強硬派ヒンズー教団体が、牛の尿から作った新たなソフトドリンクの発売を計画している。ヒンズー教では、牛は神聖な動物とされる。
民族義勇団(RSS)は「牛の尿ドリンク」について、向こう2~3カ月にわたって試験を行うとしているが、市販の具体的な時期については明らかにしていない。
どのような味になるのかも分かっていないが、RSSによると、牛の尿にアロエやグーズベリー(西洋スグリの実)を混ぜたもので、糖尿病やがんなどの病気を防ぐための飲み物になるという。ヒンズー教徒の間では、牛の尿には薬効成分があると一部で考えられており、宗教的な儀式で飲まれることも少なくない。
RSSのオム・プラカシュ氏はロイターの電話取材に「牛の尿は糖尿病など難病の70~80%前後に効果がある。牛の尿ですべて治せる」と話している。