中国製大人のおもちゃからメラミンを検出
アダルト界にメラミンショックが走った。英食品基準庁(FSA)は20日、同国内のアダルトショップで売られている中国製チョコレート風味のボディークリームなどから有毒物質メラミンを検出したと発表した。“敏感な部位”に塗ってレロレロ・・・というシロモノで、出てきたメラミンは欧州連合(EU)の基準の約100倍のものまであった。
赤ちゃんだけじゃない! メラミンショックは性生活まで直撃した。
問題の“大人のおもちゃ”は、チョコ風味といちご風味のボディーペンと、チョコ風味のボディークリーム。ペンは体にお絵かきしたり、メッセージを書いたりするもので、クリームは乳首に塗る用と男性自身用の2種類ある。
これら計4種類の使用法はお察しの通り。商品のPRコメントなどによると、“おいしそうな部分”に塗りたくってゆっくり舐め取る。愛を高める甘党にモッテコイだそうで食べても大丈夫と記されている人気商品だ。
今回のFSAの発表ではこれらの商品から1キロ当たり126~259ミリグラムのメラミンが検出された。EUの基準は1キロ当たり2.5ミリグラムまで。基準を超える商品は販売できない。今回は最高で基準の100倍以上のメラミンが検出されたワケだ。
商品は中国の工場で製造され、スコビー社によって英国に輸入された。スコビー社は商品を撤去、主に女性向けの英国内のアダルトショップ「アン・サマーズ」も数千もの商品を店頭から撤去したという。
FSAの広報担当者は“食べる大人のおもちゃ”に対する警告は初めてといい、「使用した者は案ずるなかれ。これらの商品による健康被害の危険性は低い」とコメント。パニックを予想したのかチン静化を呼びかけた。モノがモノだけに?これまで健康被害を訴えた人がいるかどうかは明らかになっていない。